【現場レポ】2025/9/6 長野県伊那市「Takato Jazz & Blues Festival」

[Takato Jazz & Blues Festival]
【日時】
2025年9月6日(土)
【場所】
長野県伊那市高遠町「ポレポレの丘」
【サービス内容】
音響照明機材レンタル/音響照明オペレーション/YouTube配信
「高原の夏フェス」と聞くと涼しげなイメージがあるかもしれませんが、当日は真夏の直射日光が照りつけ、現場は非常にタフな暑さ。
さらに、ジャズやブルースという繊細な生演奏が中心のジャンルでありながら、スケジュールは「20分の転換時間の中で音出し(リハ)を行い、そのまま即本番」というスリリングな進行!
朝5時の仕込みから夜22時の撤収終了まで合計17時間、私たちがどのように現場を支え抜いたのか、その舞台裏をご紹介します。
今回使用した機材について
ジャズ・ブルースの魅力を最大限に引き出しつつ、タイトな進行と長丁場の屋外リスクをクリアするために導入した機材の一部をご紹介します。
機種紹介

<音響機材>
・Voマイク:SHURE SM58
・楽器用マイク:SHURE SM57等
・DI:Mackie MDB-1A
・デジタルミキサー:MIDAS M32 Live
・PAスピーカー:Wharfedale PRO Vector 15i
・モニタースピーカー:Electro-Voice SX300
<照明機材>
・ステージ照明:LEDパーライト(電球色灯体)→4灯
・見せ球:RGBW LEDパーライト→8灯
・DMXコントローラー:SCENESETTAR NEO
<配信機材>
・ビデオカメラ:JVC/SONY等4K業務用カメラ2〜3台
(配線はSDIや光ファイバーHDMI)
・配信スイッチャー:ROLAND VR6HD
・配信関連PC:Mac(M1/M2/M3)
・YouTube配信専用モバイルルーター:4回線バンドル
(3キャリア混在の強固な回線)
<楽器/バンド機材>
・ドラムセット:Pearlドラムセット
・ベースアンプ:Ampeg SVT350+SVT15E
・ギターアンプ:ROLAND JC-120
・ステージピアノ:YAMAHA CP88
<ほか電源類>
・発電機:30A相当
・UPS:1000W許容×2台
当日のハードなタイムスケジュール
日中の猛暑から夜の静寂へと移り変わる高原で、一瞬も気が抜けないノンストップのオペレーションでした。
05:00 〜 10:00:機材搬入・仕込み
長丁場のイベントでトラブルを回避するため、早朝からしっかりセッティング。
ステージ設営、楽器用マイクのセッティング、配信ブースの構築をスピーディーかつ念入りに行いました。
10:00 〜:トップバッターのリハーサル
最初のバンド(アコースティックギター・デュオ)のみ、本番前にしっかりと入念なリハーサルと音響のベース作りを実施。
11:00 〜 20:30:本番(怒涛の転換&即本番!)
11時までにお客様を迎え、いよいよ開演。
ここからは各バンド、20分という限られた転換時間の中で「楽器セッティング・マイク配置・簡易リハ(音出し)」を同時に行い、そのまま本番へ突入。
長丁場をノンストップでオペレートしました。
20:30 〜 22:00:撤収作業
本番が無事に終了した後は、真っ暗になった高原での撤収作業です。
ステージ照明を作業灯にし、安全第一で1点ずつ丁寧にバラし、22時にお預かりしていた現場を完全復旧いたしました。
音響・照明・配信それぞれの「こだわり」
<音響:瞬時の判断力と心を通わせるコミュニケーション>

20分という限られた転換時間の中で、アコースティックな生演奏の音作りを行うために最も大切にしたのは、「バンドの皆様との密なコミュニケーション」と「瞬時の判断」です。
ミュージシャンが何を求めているのかを言葉と表情から瞬時に汲み取り、ステージ上のモニター環境と客席への出音(バランス)を最速で構築。
アーティストが1音目から安心して、パフォーマンスを最大限に発揮できる環境づくりを徹底しました。
<照明:時間と共に変化する「魅せる」ライティング>
11時から20:30まで、移り変わる高原の光に合わせて演出をガラリと変えました。
■日中(明るい時間帯)

太陽光に負けないよう、LEDパーライトを客席側に向けて「見せ球(ビジュアルアクセント)」として配置。
もちろん、お客様の眩しさに配慮し、目をつぶしてしまわないよう角度や光量を綿密に計算して設置しました。
■夜間(暗くなってから)

高原が暗闇に包まれてからは一転。
ステージ上の柱を美しくライトアップし、ジャズやブルースの渋く大人な世界観にマッチする、ドラマチックでムーディーな空間を作り上げました。
<配信:演奏の「熱量」と「繊細さ」を届けるマルチカメラワーク>


ただステージを定点で映すのではなく、会場にいるかのような臨場感をオンラインの視聴者にお届けすることにこだわりました。
アーティストの楽しそうな表情、ブルースの真骨頂であるギタリストやピアニストの「手元の超絶技術」、そして楽器の繊細なニュアンス。
これらがベストなタイミングで画面に映るよう、音楽の流れを読みながら一瞬一瞬のスイッチングとカメラワークを意識し、ライブの熱量をそのまま画面の向こうへ届けました。
一番の成功の鍵は出演者様との「最高のチームワーク」
「ジャズやブルースのミュージシャン」と聞くと、こだわりが強くちょっぴりお堅いイメージを持たれる方も多いかもしれません。
技術スタッフとしても、20分という短い転換・リハ時間の中でご満足いただける音を作れるか、最初は少し緊張感がありました。
しかし、いざ現場が始まると、出演者の皆様は本当に気さくで柔和な方ばかり。
タイトなスケジュールにも快くご協力いただき、こちらの提案にも笑顔で応じてくださったおかげで、限られた時間の中でも非常にスムーズで、質の高いセッティングを行うことができました。
過酷な暑さやハードな進行を乗り越えられたのは、アーティストの皆様と私たちがひとつのチームになれたからこそだと、深く感謝しております。
無事イベントが終了
朝5時から夜22時まで、主催者様、出演者の皆様、そして現場スタッフの皆様と一丸となって駆け抜けた最高の1日でした。
大きなトラブルもなく、素晴らしい音楽が高原に響き渡る最高のイベントとなり、終了後、主催者様からも音響の対応力や配信の安定感について、大変嬉しいお褒めの言葉をいただきました。
Make a HAPPINESSでは、100名規模のアットホームな野外フェスや、さまざまなジャンルのバンドに対応した音作りを得意としています。
「野外で生演奏のイベントをしたいけれど、音響や進行が不安…」
「朝早くから夜遅くの撤収まで、長丁場のスケジュールだけど対応してもらえる?」
技術面で最高の結果をもたらすことはもちろんのこと、主催者さまや出演バンドさん、お客様はもちろん、われわれスタッフも含めた全ての人々にとっての満足度を何より大切にしております。
搬入から最後の片付けまで責任を持って勤めさせていただきます。
ぜひお気軽にご相談ください。









